【検証】Ocean Tigerは稼げる?PF1.06・低頻度USDJPYスキャルEAの下げの深さを正直レビュー

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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。FX取引にはリスクが伴い、投資元本を失う可能性があります。投資判断はご自身の責任において行ってください。

USDJPYをM15(15分足)で動かす低頻度スキャルピングEA「Ocean Tiger」を、Fマガがシストレ.COMのデモフォワード(約2年10カ月・170取引・9月18日決済分まで)で再検証しました。PF1.06(初回1.12)・勝率57.06%(初回58.11%)・収益+3,505円(初回+6,053円)と黒字は保っていますが、決済損益の累計で測った最大の下げは10,727円で、収益の約3倍でした。

初回レビューは「最大含み損1,274円の超低リスク」と書きました。しかし1,274円は1本の最大損失と同じ金額で、累計の下げを測ったものではありませんでした。「直近も上昇傾向」という読みも外れ、初回以降の22取引は-2,548円です。今回まとめて訂正します。

30秒でわかる Ocean Tiger

  • 総合評価 ★2.7/5.0(初回の3.7から低下)。黒字は保つが、下げが深く今年はマイナス
  • PF1.06(初回1.12) / 勝率57.06%(初回58.11%) / 170取引(初回148)
  • 収益+3,505円(初回+6,053円)。決済損益の最大の下げは10,727円で収益の約3倍
  • 高値に戻るまで22カ月。今も8月14日の高値から-6,838円
  • ロットは0.01と0.02が混在。0.01換算では収益+2,703円・PF1.07
Ocean Tiger EAステータスカード 総合★2.7 PF1.06 勝率57.1% 170取引
Ocean Tigerの成績サマリー(シストレ.COMのデモフォワード・9月18日決済分まで)
目次

Ocean Tigerの基本情報とスペック

項目内容
EA名Ocean Tiger
開発元THE FX SHOP
プラットフォームMT4
通貨ペアUSDJPY専用
時間足M15(15分足)
トレードスタイルスキャルピング(低頻度・月平均4.8回)
最大ポジション数3(履歴で同時に持った最大は1本)・両建てなし
最大ストップロス60pips(商品ページの表示)
価格MT4有料版 ¥12,000/MT4無料版 無料(2版の違いは商品ページで確認)
計測デモフォワード(約2年10カ月・9月18日決済分まで)
販売所シストレ.COM
Fマガ総合評価★2.7/5.0(初回は3.7)
KENのメモ(訂正あり)
初回レビューは「実績最大1ポジション・最大含み損1,274円」を超低リスクの証と読みました。1,274円は履歴で最も大きい1本の損失(昨年5月7日決済・0.02ロット)と同じ金額で、1本ごとの数字です。取引の損益を決済順に足していくと、一昨年9月30日の高値+9,500円から昨年9月22日の-1,227円まで、約1年で10,727円下がっていました。商品ページのRF2.98も、含み損の記録(1,176円)で収益を割った値で、この下げで割ると0.33になります。

Ocean Tigerのロジックと戦略の仕組み

移動平均線の順張りで入り、損切りは早め

商品ページの説明では、4時間足・1時間足・15分足の移動平均線を組み合わせたフィルターをかけ、順張り方向にクロスしたときに入れる設計です。トレンドの強弱を測るインジケータでシグナルを出し、1本目のあとは4時間足のシグナルで続けて入ります。損切りは早めを勧めています。

勝ちは約40〜50pips、負けは約60pipsに集まる

170取引を0.01ロット換算のpipsに直すと、勝ち97回のうち64回が約+40pips、28回が約+50pipsでした。負け73回のうち51回が約-60pips、21回が約-40pipsで、商品ページの最大ストップロス60と合います。平均は勝ちが+43.4pips、負けが-54.0pipsです。実績は損大利小で、初回から同じ構造です。

Ocean Tiger 1取引の損益の分布と初回以降22取引の損益 勝ちは約40から50pips 負けは約60pips
上は0.01ロット換算の損益の分布、下は初回以降の22取引の損益(シストレ.COMのデモフォワード)
⚠️ 損益分岐の勝率は55.7%
平均利益688円・平均損失866円だと、866÷(688+866)で損益分岐の勝率は55.7%です。実績の57.06%との差は約1.3ポイントしかありません(初回は勝率58.11%で差は約2.7ポイント)。勝率がわずかに下がるだけでPFは1.0に近づきます。

同時に持つのは常に1本、取引の間は空く

設計上は3ポジションまで持てますが、履歴で同時に持った取引は1本もありません。保有時間は中央値が約5時間、最長で約5日です。取引の間隔は最長62日(5月1日から7月2日)あり、計測を含む35暦月のうち取引があったのは28カ月です。低頻度で間が空くのは設計どおりです。

Ocean Tigerのフォワード成績(実績データ)

以下はシストレ.COMの商品ページに公開されているデモフォワードの成績です。9月18日決済分までの170取引で、8つの口座に分かれて記録されています。損益は円で、含み損は含みません。

Ocean Tiger デモフォワード成績パネル 総利益3,505円 PF1.06 勝率57.06% 170取引
▲ Ocean Tigerのデモフォワード成績(シストレ.COM商品ページ・9月18日決済分まで)
指標数値評価
総利益+3,505円(初回+6,053円)初回から2,548円減った
PF1.06(初回1.12)損益分岐まで余裕は薄い
勝率57.06%(97勝73敗)(初回58.11%)損益分岐の55.7%に約1.3ポイント差
総取引数170(初回148)月平均4.8回(商品ページ)
1勝あたり平均利益688円(初回677円)0.01換算では434円
1敗あたり平均損失866円(初回842円)0.01換算では-540円
最大ドローダウン(商品ページの表示)1,274円(初回と同じ)1本の最大損失と同じ金額
RF(商品ページ)2.98(初回4.75)含み損の記録1,176円で割った値
決済損益の最大の下げ10,727円収益の約3倍・RFで測ると0.33
90日損益-2,548円・22件(初回+744円・14件)初回以降の22取引と同じ

決済損益の累計は約1年で10,727円下がった

下の図は、170取引の決済損益を決済順に足した累計です。一昨年9月30日の高値+9,500円から昨年9月22日の-1,227円まで、約1年で10,727円下がりました。その76取引は36勝40敗(勝率47.4%)でした。高値に戻ったのは今年7月30日で、22カ月かかっています。しかも戻したのは、この日の約4時間半に決済された7連勝(+5,802円)です。

Ocean Tiger 決済損益の累計と最大の下げ 年別の損益
決済損益の累計と年別の損益(デモフォワード170取引・0.01と0.02ロット混在・含み損は含まない)

その後も8月14日に高値+10,343円をつけたあと、8月17日から25日にストップ近くの負けが4回続き(各約-1,200円)、今は+3,505円です。高値からの下げは6,838円で、過去の最大に次ぐ大きさです。

⚠️ 「最大含み損1,274円」に惑わされない
1,274円は1本の最大損失と同じ金額で、累計の下げではありません。決済損益の累計は最大10,727円下がっていて、収益の約3倍です。リスクは1本ごとの損失でなく、累計の下げで確かめてください。

年別では損益が細ってきた

損益は一昨年の+2,070円から昨年の+876円、今年は-441円と細り、PFも下がっています。

期間取引数勝敗損益PF
計測開始の11〜12月53勝2敗+1,000円1.83
一昨年5431勝23敗+2,070円1.09
昨年7341勝32敗+876円1.04
今年(9月18日決済分まで)3822勝16敗-441円0.97

ロットが混在している点に注意

履歴のロットは0.02が101回、0.01が69回で、期間を通じて混在しています。負け73回のうち44回が0.02ロットで、そのうち30回は約-1,200円でした。0.01に揃えて計算し直すと、収益は+3,505円から+2,703円、PFは1.07になります。

0.01換算の平均利益
+434円
0.01換算の平均損失
-540円
0.01換算の最大の下げ
6,035円

0.01換算だと最大損失は-637円、決済損益の最大の下げは6,035円で、それでも収益+2,703円の約2.2倍です。

成績の推移とKENの見解

当サイトはこのEAを5月26日の更新で一度計測しています。同じ指標で追いかけた結果が下の表です。

指標初回(5月26日更新・5月1日決済分まで)9月29日(9月18日決済分まで)
取引数148170
勝率58.11%(86勝62敗)57.06%(97勝73敗)
総利益+6,053円+3,505円
PF1.121.06
平均利益/平均損失677円/842円688円/866円
損益分岐の勝率との差約2.7ポイント約1.3ポイント
最大ドローダウン(商品ページの表示)1,274円1,274円(変わらず)
RF(商品ページ)4.752.98
決済損益の最大の下げ10,727円(当時は測っていなかった)10,727円
90日損益+744円(14件)-2,548円(22件)
Fマガ総合評価★3.7★2.7

なぜ成績が下がり、評価も下げたのか

初回から取引は22回増え、内訳は11勝11敗、収益は2,548円減りました。平均利益768円に対し平均損失は1,000円で、PFは0.77です。7月30日の7連勝で累計は高値に戻りましたが、その7本を除く15取引は-8,350円でした。

勝率は58.11%から57.06%へ下がり、損益分岐の勝率との差が約2.7ポイントから約1.3ポイントへ縮みました。PFが1.12から1.06になったのはこのためです。初回が待ちの条件にした500取引には、月4.8回のペースであと5年半ほどかかります。

KENの見解

初回レビューは、1,274円の最大含み損を超低リスクの証と読み、直近90日の+744円を上昇傾向と書き、取引が積み上がれば評価が上がる可能性があるとまとめました。外れたのは3点です。1,274円は1本の最大損失で、累計の下げは当時すでに10,727円あったこと、直近の好調は7月30日の7連勝に集中していて初回以降の22取引は-2,548円だったこと、積み上げれば良くなるという前提も裏づけられなかったことです。当たったのは、損大利小の構造なので勝率が55%台に近づけばPFが1.0に近づく、という注意でした。読者が学べるのは、1本ごとの損失の小ささと、累計の下げの深さは別物だという点です。総合評価は3.7から2.7へ下げました。次回も、決済損益の下げ・損益分岐の勝率との差・年別の損益を同じ指標で追います。

Ocean Tigerの5段階評価と採点根拠

評価軸評点根拠
収益性2.0PF1.06・収益+3,505円・今年は-441円・初回以降の22取引はPF0.77
安定性1.5決済損益の最大の下げは10,727円(収益の約3倍)・高値に戻るまで22カ月・年別の損益が細っている
リスク管理3.0損切り60pips・同時保有は1本・両建てなし。ただし累計の下げは大きく、ロットは0.01と0.02が混在
信頼性3.0約2年10カ月・170取引の履歴が公開。取引数は少なく、口座も8つに分かれている
コスパ4.0無料版あり(有料版¥12,000)。ただし0.01換算の収益は月約79円と小さい
総合★2.75軸の平均(2.0+1.5+3.0+3.0+4.0)÷5

1本ごとの損切りと無料版は評価できますが、累計の下げの深さ・年ごとに細る損益・薄いPFが評価を押し下げます。初回の★3.7から2.7へ下げました。

Ocean Tiger運用シミュレーション

⚠️ 低頻度EAへの心構え
月平均4.8回で、取引が1件もない月もあります。半年から1年の単位で観察してください。短い期間の成績は、勝ちが1日に集まるだけで大きく変わります。
ロット余裕を見た資金(最大の下げの3倍)月間の損益目安過去の最大の下げ
0.01ロット約1.8万円約79円6,035円
0.1ロット約18万円約790円60,350円
1.0ロット約181万円約7,900円603,500円

金額は0.01ロット換算の決済損益で出し直した値です。月間の損益目安は、収益+2,703円を計測期間の34カ月で割った平均(約79円)を倍率で掛けたもので、実際の月別損益は-6,430円から+6,800円(0.01と0.02混在)まで振れました。資金の欄は当サイトの目安です。

撤退条件チェックリスト

  • ✅ 累計のPFが1.0を割った場合(今は1.06、直近22取引は0.77)
  • ✅ 累計の勝率が損益分岐の55.7%に近づいた場合(今は57.06%)
  • ✅ 決済損益の累計が今の高値から、0.01換算の過去最大6,035円に近づいた場合
  • ✅ 3カ月以上取引が1件もない場合(過去最長は約2カ月)

一番の目安は、勝率と損益分岐の差です。差が1ポイントを切る局面が続けば、相性の変化を疑ってください。

Ocean Tigerの向き不向き

✅ 向いている人
  • 月に数回の取引で、間が空くのを待てる
  • 0.01ロットの小額で、下げの深さまで観察したい
  • 成績を月でなく、年の単位で追える
  • 無料版で試してから判断したい
⚠️ 向いていない人
  • 「超低リスク」を「下がらない」と受け取る
  • 毎月の収益を安定して期待している
  • 高値に戻るまで1年以上かかる期間に耐えられない
  • ロットの決め方を確かめずに始める

活用の鍵は、1本ごとの損失でなく累計の下げを見ることです。0.01ロットで始め、決済損益の累計も自分で記録してください。

Ocean Tigerよくある質問

Q. Ocean Tigerは今も稼げていますか?
黒字は保っていて、収益は+3,505円・PF1.06です。ただし今年は-441円、直近90日は-2,548円で、決済損益の累計は最大10,727円下がっています。薄い黒字を保っている段階です。
Q. 商品ページの最大ドローダウン1,274円は安全の目安ですか?
目安にはなりません。1,274円は履歴で最も大きい1本の損失(0.02ロット)と同じ金額で、1本ごとの数字です。決済損益の累計の下げは最大10,727円で、収益の約3倍でした。
Q. 月4.8回しか取引しないのは正常ですか?
設計どおりです。取引の間隔は最長62日空き、計測を含む35暦月のうち取引があったのは28カ月でした。半年から1年の単位で見てください。
Q. ロットが0.01と0.02で混在しているのはなぜですか?
理由は公開されていません。履歴では0.02が101回、0.01が69回で、期間を通じて混在しています。0.01換算にすると収益は+2,703円・PF1.07で、最大損失は-637円です。
Q. 有料版と無料版の違いは何ですか?
商品ページにはMT4有料版(¥12,000)とMT4無料版(無料)の2つが載っていますが、違いの説明は見当たりません。購入や利用の前に商品ページで確認してください。この記事の成績は、シストレ.COMのデモフォワードの値です。
Q. 初回レビューのどこが外れましたか?
最大含み損1,274円を超低リスクと読んだ点、直近を上昇傾向と読んだ点、積み上げで評価が上がるとした点の3つです。

Ocean Tiger総合評価とまとめ

Ocean Tigerは、シストレ.COMのデモフォワードで約2年10カ月・170取引を積み、PF1.06・勝率57.06%・収益+3,505円(初回はPF1.12・58.11%・+6,053円)を保つUSDJPYの低頻度スキャルピングEAです。無料版があり、1本ごとの損切りは決まっています。

ただし決済損益の累計は約1年で10,727円下がり、高値に戻るまで22カ月かかりました。今年は-441円で、初回以降の22取引は-2,548円です。Fマガの結論は総合★2.7(初回3.7)。1本ごとの損失の小ささでなく、累計の下げと損益分岐の勝率との差を確かめてから判断してください。

Ocean Tigerの商品ページで実績を確認する

MT4有料版と無料版の違いも商品ページで確認できます

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※ 数値は9月18日決済分まで(9月29日確認)。過去の成績は将来の利益を保証するものではありません。

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【免責事項】本記事はFX自動売買EAの情報提供を目的としており、特定の投資商品・サービスへの投資を推奨するものではありません。掲載データはシストレ.COMが公開するデモフォワードの成績(9月18日決済分まで)をもとにしていますが、過去の成績は将来の利益を保証しません。FX投資にはリスクが伴い、投じた資金の全部または一部を失う可能性があります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
編集長 KEN

編集長 KEN

ゴゴジャンで自作EAを出品しながら、売れ筋EAの公開フォワード成績を読み比べています。売る側と買う側の両方の目で、EAの良いところも弱いところも正直に書きます。

※本記事の成績数値は9月18日決済分まで(9月29日確認)の公開データに基づきます。EAの成績は日々変動するため、最新の実績は販売元の商品ページでご確認ください。

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